フランスでは、食事の時間よりも重要なことはほんの少ししかありません!テーブルに集まり、くつろいでおしゃべり、時間を共有するひとときは、平日、週末を問わず、日々の生活に欠かせません。実際、フランスでは法律で、従業員が自分のデスクで食事をすることが禁止されています。就業時間中、従業員が環境を変えたり、アイデアを交換したりすることを奨励するためで、従業員の健康や地域社会にもメリットがあります。
フランスではみんな、昼休みをどのように過ごしているのでしょう?通常、昼休みは1時間ほどで、職場の快適な休憩スペースに同僚が集まり、一緒に食事やおしゃべりをしたり、コーヒーを楽しんだりします。そして仕事に戻ります。
ほとんどの会社には、できたての食事を楽しめる社員食堂がありますが、フランス人の多くは自分でランチを持って行きます。フランス人が特に得意なのは、すぐに用意できて手軽に持ち運べる、シンプルな食事をつくることです!
100%フレンチ食材で、早くて簡単な「お弁当」ランチ5選
レンズ豆とフルム・ダンベールのフレンチサラダ
ヘルシーでフレッシュなサラダを食べたいけれど、しなびたレタスには飽き飽きしていませんか?この栄養たっぷりのレンズ豆のフレンチサラダに勝るものはありません。ル・ピュイ産緑レンズ豆を、角切りにしたフルム・ダンベール(セミハードタイプのフランス産ブルーチーズ)、カリカリのクルトン、甘い洋梨が引き立てます。マスタードを加えたドレッシングがきりっとした酸味を添えています。
バイヨンヌ産の生ハムとオッソー・イラティ・チーズのバゲットサンド
フランス国内の33,000軒のパン屋さんには大抵ジャンボン・ブール(ハム&チーズの意)が置いてありますが、自分でつくれば、もっと良い材料を使うことができます。パリパリのクラストを楽しむために、できるだけ焼き立てのバゲットを選び、スライスしたバイヨンヌ産ハム(フランス南西部の塩漬けハム)数枚、なめらかなオッソー・イラティ・チーズ、コルニッションピクルス少々とマスタードを挟みます。フランス食材だけでつくったサンドイッチの美味しさは折り紙付きです!
キッシュロレーヌ
キッシュ・ロレーヌは簡単につくり置きできる一品で、材料も少なく、つくるのに1時間もかかりません。新鮮な卵や生クリーム(イズニーの生クリームなど、できる限り最高の品質のものを選んでください)を混ぜ合わせ、カリカリのベーコンを散らしたパイ生地に流し込み、キツネ色になるまで焼きます。フランスの家庭料理を取り入れた美味しいランチです。
リ・オ・レ
フランスでは食事の最後に、甘いものへの欲求を満たすためにシンプルなデザートを食べるのが一般的です。クリーミーな口当たりのバニラ風味のライスプディングに、鮮やかな色の酸味のあるルバーブを使ったフルーツコンポートが添えられています。フレッシュな味わいと甘さのバランスがまさに理想的です。さらに、このデザートはお好みに合わせて、冷たいままでも温めてもサーブすることができます。
フランス流ランチを取り入れたら、お昼時間が少し楽しくなりそうではないでしょうか。
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