産地や形状、個性を味わうフランスの塩

By Tsuyoshi Murakami

 日本でもよく知られているゲランドの塩は、フランス北西部のブルターニュ地方、ゲランドの塩田で1000年前と変わらない方法で作られています。この塩は、IGP(地理的名称保護)認証を受けています。他にも、西部、大西洋岸に浮かぶイル・ド・レ(レ島)の塩田、地中海沿岸のプロヴァンス地方、カマルグの湿地帯、エーグ・モルトの塩田で作られる塩、北東部、内陸のロレーヌ地方の岩塩、南西部バスク地方の塩泉、ピレネー山脈地下の岩塩が地下水に浸み出し、海水よりも高濃度の塩水となっているものを煮詰めて作るサリス・ド・ベアルヌの塩、この塩は、ジャンボン・ド・バイヨンヌ(IGP)作りに欠かせない塩となっていますが、フランスでは、古くから続く製塩法による塩作りが各地で行なわれています。
 

塩

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