クレープは万能メニュー!
聖燭祭は、数あるお祭りの中でも少し特別です。聖燭祭は、キリスト教と異教に起源があります。エルサレム神殿のキリストの象徴でもあるし、冬が終わり農作業の始まる象徴でもあります。それがどうして、クレープでお祝いするお祭りに発展したのでしょうか。それは、丸くて金色のクレープが太陽を連想させるからです。もともとクレープは去年の残りの小麦粉を使って作るため、繁栄の象徴でもあります。クレープを食べることで、暗い冬が少し明るく照らされるのですね! また、クレープが嫌いな人もほとんどいません。簡単に楽しく作ることができ、バターと砂糖を使いますがお腹にもたれることはなく、立派な食事のメニューにもなります。クレープを作ると、「これは誰のクレープ?」「ジャム取って!」と、キッチンが幸せな会話に満たされます。テーブルをセットすることも、テーブルに着くこともいらないので、準備も簡単です。
アレンジが無限のレシピ
おいしいクレープの秘訣は、焼く直前に、少し温かい溶かしバター60gを5~6人分の生地に加えることです。小麦粉600g、牛乳1.5ℓ、泡立てた卵12個を混ぜ合わせ、できれば1時間寝かしておきます。牛乳の3分の1量を、少量のビールやパスティス、ラム酒やオレンジリキュールに代えるといっそう美味しくなります。おすすめは、小麦粉の4分の1から3分の1を、より味のしっかりした小麦粉に置き換えること。今の季節では栗粉やスペルト小麦粉がお勧めです。クレープの軽さを損なうことなく風味を増す、ちょっとした裏技です。シックで美味しいクレープが出来上がります。
大事なポイント
焼く時は、バターをたっぷり使ってください!浅くて軽量の、専用のフライパンを使うとよりクレープをひっくり返しやすいです。あとは生地の薄さが大事。中強火にかけて熱したフライパンの中で泡立ったバターの上に、小さなお玉で生地を注ぎます。フライパンを回したり傾けたりして、生地を手早く広げます。まさに手首のエクササイズですね。1分もしないうちにクレープが焼きあがります。クレープの片面が焼けたら、すぐにひっくり返して反対側も焼き上げます。焼きあがったクレープは重ねて保温しておきます。
そして、手作りジャムやレモンジュース、オレンジジュース(これはいいアイデアです!)、砂糖、予め湯せんで柔らかくしておいたチョコレートスプレッド、さいの目に切ってソテーしたリンゴまたはリンゴのコンポート、自家製塩キャラメルなどを添えて、頂きます。 好みはみんな違っていて、何を添えるのがおすすめとか、このトッピングは駄目だとか、ぜひ試してほしいとか…テーブルは大騒ぎになります。いずれにしても、クレープでは、甘味のトッピングがおすすめです。食事としてのクレープを楽しみたい方はそば粉のクレープを試してみてください。クレープを作ると、あっという間にパーティー気分になりますよ!
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エディター