Gewurzstraminer

AOC アルザス ゲヴルツトラミネール

Grand Est
生産地
グラン・テスト

辛口、ヴァンダンジュ・タルディヴ、またはセレクション・ド・グラン・ノーブルなど多彩な表情をみせる AOC アルザス ゲヴュルツトラミネール、ブドウ品種とテロワールが生み出す、驚くほど豊かなアロマで他に類を見ないワインです。

知っておきたいこと

AOC アルザス ゲヴルツトラミネールの名前は、その原料のブドウ品種に由来しています。地域の象徴であり、ソーヴィニョン種と近い小さな房と厚みのあるほんのりと赤い果実を持つこの品種は、中世にアルザスに持ち込まれ、アルザスのブドウ畑の20%を占めています。「ゲヴルツ」とはスパイシーという意味で、「トラミネール」はブドウ品種の名前です。厳しい冬と日光に恵まれる秋、そして少ない雨という半大陸性気候はゲヴルツトラミネール種の栽培に適しています。ワインはアルザスのブドウ畑のほぼ全域で造られています。グラン・クリュの区画で収穫したブドウから醸造するワインには、その名称に「グラン・クリュ」の記載がなされます。このテロワールは2011年、詳細な気候・地理的基準に基づいてINAO(国立原産地名称研究所)により指定されました。多くが辛口ワインにされるものの、非常に豊かなこのテロワールからは500以上の香り成分が記録されています。「ヴァンダンジュ・タルディヴ」とは、遅摘みの過熟ブドウで造るワインの名称で、果実に含まれる糖分が濃縮されモワルーワインができます。また「セレクション・ド・グラン・ノーブル」は、貴腐菌(ボトリティス・シネレア)により貴腐化したブドウを手摘みし造られます。このリカルーワインのアロマはさらに香り高く非常に繊細です。

特筆するべきこと

香り

香り

力強く複雑なブーケ。トロピカルフルーツ、バラ、スパイスおよび柑橘系。
視覚的に

視覚的に

熟成するにつれて黄色、さらには黄金色。
味覚的に

味覚的に

アルコールは強く、酸味は弱く、非常に香り豊かです。トロピカルフルーツ(ライチ、マンゴー、パッションフルーツ、パイナップルなど)、フローラル(バラ、スミレ)、スパイス(シナモン、クローブ)、はちみつ、柑橘系。

利用方法

保存・お召し上がり方・味わい方

 

保存:2~10年

お召し上がり方:8~10°C

味わい方:上がすぼまった脚付きのグラスでアロマを凝縮させましょう。アペリティフで楽しまれることが多いですが、フォアグラなど様々なアルザス伝統料理にもぴったりです。またスパイスをふんだんに使った世界中の料理にもよく合います。

とのペアリング

塩味のものと:フォアグラ、マンステールチーズ、ロックフォールチーズ、オニオンタルト

甘いものと : クグロフ、フルーツタルト、トロピカルフルーツのサラダ。

テイストフランスマガジン発行のメルマガを読む

このフィールドにご記入
登録が確定しました