やさしいクリーム色の見た目からして美味しそうです。繊細な風味で春の訪れを告げるランド産 砂地栽培のアスパラガスは、3月初旬からお楽しみいただけます。
知っておきたいこと
ルイ 14 世のおかげで「高貴な野菜」として人気が復活した野菜がここにも!ヴェルサイユ宮殿の王の菜園で栽培されたアスパラガスは、 12 月初旬から王の食卓に上っていました。繊細な風味と柔らかい食感が今日も人気のアスパラガスは、春の到来を感じさせる早春の野菜の一つです。ランド産 砂地栽培のアスパラガスは、3 月上旬に収穫されます。
地下茎が砂地から顔を出すやすぐに収穫されるランドのアスパラガスは、根元から穂先まで全体がクリーム色で、その色により見分けがつきます。このアスパラガスは伝統的にランド県で栽培されており、今日ではフランスの国内生産量第一位です。茎は太くて脆く、調理しても繊維が口に残ることはありません。
極めて低カロリーなので、ダイエットにもおすすめです…が、オランデーズソースやヴィネグレットと合わせると、味わいが(カロリーも)増して、さらに美味しくご賞味いただけます。
栄養面のメリット
極めて低カロリー。
利尿作用があります。
食物繊維、プロビタミン A、ビタミン B9・C・E が豊富に含まれています。
利用方法
ランド産 ホワイトアスガラガスの基本の調理方法
水洗いする。ただし、水に浸け置きはしないこと。穂先の 5 cm下の部分から茎に向かってピーラーで皮を剥きます。
ランド地方では、塩を加えたお湯で 20 分茹でるか、25 分蒸すのが伝統的です。ナイフの先をあてたときに、茎がほろっと崩れるくらいが目安です。水気を切ったら、氷水に浸してシャキッとさせます。ソースやヴィネグレット、オランデーズソースなどをかけて、温かいままお召し上がりください。
ランド産 ホワイトアスパラガスの食べ方
手で食べるのが慣例ですが、つとめて繊細に、穂先をソースに浸してから口に運びましょう。
根本から 2cm ほどは硬いので、お皿の端に残しておいてもマナー違反にはなりません。
ランド産 ホワイトアスパラガスの保存方法
包装された状態のまま冷蔵庫の野菜室に入れて、3 ~ 5 日は鮮度を保つことができます。
包装されていない場合は、湿らせた布に包んで2日間保存できます。
冷凍保存したい場合は、沸騰したお湯に数分間浸し、水気を切ってキッチンペーパーで乾燥させてから。
とのペアリング
肉:マグレ・ド・カナール(ドライ)
ワイン:AOP シュヴルニィの白