Châtaigne d'Ardèche AOP

AOP アルデッシュ産 栗

Auvergne - Rhône-Alpes
生産地
オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ

フランスのマルシェに秋の到来を告げる栗ですが、グルメたちの間では一年中消費されています!
アルデッシュ産の新鮮な栗は、この地方で栽培され、栗粉、ジャム、マロンクリーム、シャーベット、リキュール、そしてかの有名なマロングラッセ
などに加工されます。

知っておきたいこと

栗は、酸性土壌と半高地の気候が栗の生育に適しているアルデッシュ県の伝統的な特産品です。栽培されているのは、味に定評のある地品種(Comballe、 Marigoule、 Prechocce Ronde des Vans、 Bouche Rouge、 Sardonne など)で、化学肥料を使わずに、指定の栗林で栽培されており、トレーサビリティが確保されています。

栗の実は、地面に落ちたものが手で収穫されるか、イガが刺さると痛いので、網と吸引機を使って収穫されることもあります。お次は選別です。虫食いがあるものや変形したものは取り除かれ、等級分けされ、梱包されます。大きさに応じて、丸ごと販売されたり、栗粉、マロンクリーム、ピューレ、ジャム、シャーベットなどに加工されます。

アルデッシュ産の栗は、AOP アルデッシュ産の栗 を使った数々のグルメ製品によって、とてもお手軽に楽しむことができます。これらの製品には、「Châtaigne d'Ardèche, la reine des châtaignes(アルデッシュの栗、栗の女王)」というロゴが入っており、アルデッシュ産であることが保証されています。

栗の生産・加工は、世代から世代へと受け継がれてきた伝統的なノウハウに基づいて行われています。栗をベースにした製品には、マロンクリーム、マロンピューレ、マロンペースト、ジャム、マロングラッセ、天然むき栗(缶詰または真空パック)、マロンシャーベット、マロンリキュールなどがあります。

「AOP(原産地呼称保護) アルデッシュ産 栗」の表示は、生栗、乾燥させた栗(皮をむいて乾燥させたもの)、栗粉(乾燥させた栗の粉末)の3つの製品に記載されています。

 

栄養面のメリット

炭水化物が豊富に含まれ、100 g あたりのカロリーは145 kcal。ビタミン B9、B6、カリウムも豊富。抗酸化物質豊富、グルテンフリー。

編集後記

« フランス語には、栗を指す単語が「シャテーニュ」と「マロン」の二つあります。この二つはまったく別物という人もいますが…そうではありません!実際は、栗の木(Castanea sativa: ヨーロッパグリ)から採れる同じ実なのです。言葉の誤用で、大きな栗が「マロン」と呼ばれています。また「マロン」は、大抵、マロンクリーム、マロンペースト、マロングラッセ、マロンコンフィなど栗の加工品に使用されています。 最後に耳寄りな情報をお伝えします。栗や栗粉はグルテンフリーです! »

とのペアリング

スイーツ:チョコレート、バニラ、洋ナシ、山羊のチーズ(ピコドン AOP)

お料理:ホロホロ鳥、七面鳥、鴨のコンフィ、豚肉または仔牛肉のロースト、フォアグラ

ワイン:AOP ジュランソン、AOP グラーヴの白、AOP サヴニエール、AOP アルボワの白、AOP コート・デュ・ジュラ、AOP オー・メドックの赤、AOP バニュルスの赤、AOP リヴサルトの赤

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