ピクニックの季節がやってきました!
初夏の訪れを感じたら、家族やお友だちと外の風を感じにお出かけしたくなりませんか?
ファストフードやおやつを持って手軽に楽しむピクニックも楽しいけれど、フレンチタッチをうまくきかせれば、いつものピクニックが一層楽しくなるかも!
バスケットの準備はできましたか?
では、いつものピクニックにフランスを取り入れる7つの方法をご紹介します。
オーセンティックなフレンチ・サンドウィッチ
フランス流ピクニックをするなら、コンビニのカツサンドも卵サンドも一旦忘れましょう。
フランス人が屋外で食べるサンドウィッチといったら…。
まず、近くのパン屋さんでよく焼けたバゲットを買い、ハムとバターを挟みます。
すると、フランスのブーランジェリー(パン屋さん)で売っているような「ジャンボン・ブール」の出来上がり。
フランスでは、なんと、毎日300万個以上のジャンボン・ブールが売られているそう。
手に入るようなら「グラン・フェルマージュ(Grand Fermage)」や「ベイユヴェール(beillevert)」といったフランス産ブランドの有塩バターを使ってみて!
エメンタールチーズのスライスを1~2枚はさむと、極上フレンチ・サンドイッチの出来上がりです。
🥩アペリティフ・プレート🧀
フランスではアペリティフといったら、チーズとシャルキュトリー(ハム・サラミなどの食肉加工品)の盛り合わせが大定番です。
普段は日差しが降り注ぐテラスで食べる多彩なアペリティフ・プレートもピクニックに持っていきましょう!
準備はとっても簡単。食材をいくつかバスケットに放り込むだけ!
お近くのチーズ専門店や、デパ地下のチーズ売り場などで、色々な種類のチーズをそろえましょう。
トムチーズなどの牛乳から作られたチーズを始め、独特の風味をもつ山羊やブルー・チーズまで、異なる風味のチーズを数種類選びましょう。
チーズを選んだら、さくさくのクラッカーやグリッシーニ、フランス産の生ハム・サラミなどを2~3種類バスケットに加えて、準備完了です。
<成功の秘訣>屋外でビストロ風の盛り合わせを楽しむために:
いつもお家で使っているようなカトラリーやチーズナイフを持っていくこと。
ピクニックだからと言って、手でチーズを食べると汚れるし、気分も台無し。
趣のあるウッドボードに盛り付けると、より本格的な感じになり、写真映えも間違いなしです。
旬の「グリーン」をフレンチテイストに
春の終わりから初夏にかけて、新鮮な食材がたくさん出回ります。
この爽やかな季節にピクニックをするなら、旬の野菜たっぷりのサラダをぜひ持って行って!
ミックスサラダやシーザーサラダも良いけれど、折角なら「ニース風サラダ」でフランス度を上げましょう!
南フランスの町ニース発祥のこのサラダは、シャキッとしたレタスにトマト、ジャガイモ、ツナ、ゆで卵の入ったヘルシーなごちそうサラダです。
ポイントは、手作りドレッシングを使うこと。オリーブオイルとビネガー、マスタードをよく混ぜ、塩・こしょうを加えてもう一混ぜ。このドレッシングをレタスに軽く和え、残りの食材を載せたら、ピクニックを彩るボリュームたっぷり、美味しいサラダの出来上がり。
ハンバーガーはプレ・ロティ(ローストチキン)にスイッチ
ピクニックといえばハンバーガー?それも良いけれど、チキンも良いと思いませんか?
どうしてもハンバーガーは譲れないという方は、サイドディッシュに味の染みたプレ・ロティ(ローストチキン)をどうぞ。
パリを旅行したことがある人なら、街角のお肉屋さんで焼かれるローストチキンの香りを覚えているのではないでしょうか。
フレッシュハーブやスパイスをふんだんに使った自家製プレ・ロティを持って行ったら、ピクニックの人気者になること間違いなし!
締めはオーセンティックなフレンチスイーツ
マカロンといえばフランスの典型的なスイーツですが、フランスを少し知っている方なら、マカロンはフランス人の普段のお菓子ではないことをご存じでしょう。
ただし、フランス流ピクニックでは、マシュマロのような典型的なアウトドアスイーツはお休みして、オーセンティックなフレンチスイーツを取り入れてみましょう。
フランスにはマカロンに限らず、沢山のスイーツがあります。
フルーツ系がお好みなら、タルト・オ・シトロン(レモンタルト)やラズベリータルトを。チョコレート派なら、フォンダン・ショコラやガトー・オペラなどが最高です。シンプルな焼菓子が良ければ、フランス産ビスケットやチョコクッキー、バターたっぷりのマドレーヌなども。
お手製フレンチスイーツなら、一目置かれそうですね!
お伴はロゼワイン!
ワインなどのお酒はピクニックの必需品(?)ですが、初夏を迎えるこの時期にぴったりなのは何といってもロゼワイン。
程よい酸味とフレッシュな果実味が特徴のフランス産ロゼワインは、サンドイッチからサラダ、チーズボードまで、様々なピクニックメニューと合わせやすい理想的なワインなのです。
ロゼワインといえばプロヴァンス地方が有名ですが、他にもたくさんの産地があります。
個性的な風味にファンの多いロワールまたはブルゴーニュのロゼ、ローヌはタヴェルのロゼは色が濃く、可愛いピンク色のワインに抵抗感のある赤ワイン派にもぴったり。
より複雑な香りと味わいが欲しいときは、シャンパーニュのロゼを開けてみてはどうでしょうか?
ピクニックの最後には「フレンチゲーム」!
フランスの屋外ゲームといったら、古き良き球技、ペタンク!
イタリアの「ボッチャ」にも似た伝統的なスポーツで、家族や友人と気軽に楽しめるエンターテインメントです。
遊び方:まずは二つのチームを作りましょう。双方のチームがいるところから、コショネと呼ばれる小さな玉を6~10メートル離れたところに投げます。コショネに最も近づくように、各チームが交互に手玉を投げて行きます。相手チームのボールに当てて、遠くに追いやることも可能です!
一般的に、ボールは手のひらを下向きにして、手首を使って投げます。
ボールを投げるときは、両足を揃えるのがルールです。
コショネにボールを最も近づけることができたチームが勝ちです。盛り上がりますよ!
さあ、フレンチタッチが満載のグルメなピクニックを楽しんで!