AOP アンジュには、白、赤、白とロゼの発泡ワインがあります。
その名声は、古くからよく知られており、12世紀からフランス国王・英国王の食卓に並んでいました。
知っておきたいこと
ブドウ果樹園の開発は、中世の修道僧たちによって進められ、あらゆる修道院が、ブドウ果樹園の区画を持っていました。しかし、その輝きを確固たるものへと高めたのはプランタジネット朝のアンリ2世(アンジュ伯)でした。1154年に、英国王の座についたアンリ2世は、この地域のワインを取り寄せます。以来、アンジュ産ワインは、数世紀にわたりフランス国王・英国王の食卓に並び続けてきました。
AOPアンジュには、赤・白・ガメイ・発泡ワインがあります。
使用されるブドウの品種は、赤ワインではカベルネ・ソーヴィニョンをメインにカベルネ・フラン、ピノドニス、グロ、ガメイです。
白ワインでは、シュナンをメイン品種に、ソーヴィニョンブラン、シャルドネとなっています。
穏やかな海洋性気候で、やや乾燥し、気温差が少ないアンジュ産ワインは、その味わいも穏やかなことで知られています。
利用方法
保存と熟成
早飲みに適しています(特にガメイ)。
熟成させるにしても、3年にとどめた方が良いでしょう。
適温
発泡ワインは6℃
白ワインは10℃
赤ワインは16~17℃
グラス
スティルワインは脚つきのグラスで、発泡性ワインはフルートグラスを使うと、きめ細かな泡を楽しめます。
とのペアリング
アンジュ赤にはシャルキュトリ、赤身肉、白身肉、野菜のファルシーなどが合います。.
アンジュ白にはロブスター、カレイ、鶏肉のクリームソースなどが合います。