「フレンチタッチ×東京」のフードトレンドを体験 Vol.4
東京には魅力的で最先端なフレンチテイストが盛りだくさん! リアルで旬なフランスを感じられる店を、様々な切り口から体験してみました。Vol.4では、最近都内でよく見かけるようになったフランス発、オーガニックスーパーの「Bio c' Bon」恵比寿店を訪ねています。
「オーガニックを日常に」をコンセプトに、東京、神奈川に20店舗以上を展開し、オンラインショップも運営するオーガニックスーパーマーケット「ビオセボン」。“ビオ”はフランス語で「オーガニック」、“ボン”は「良い」「美味しい」などを意味します。「日本ではオーガニック食品は高いとか、おいしくないというイメージを、いまだに持たれてしまうことが多いのですが、フランスをはじめ欧米ではもはやオーガニックでおいしいことは当たり前になりつつあります。ビオセボンではバイヤーが現地のサプライヤーを定期的に訪問し製造現場を見た上で、味や価格にもこだわって、納得のいくものだけを厳選して仕入れています」とマーケティング部長の枝川和佳子さん。「私もフランス現地の仕入れ先に同行することがありますが、自社の製品に誇りもちアツい思いを語ってくださるみなさまとバイヤーのやり取りに毎回刺激を受けています。お互いが真剣勝負だからこそよい商品が直輸入されています。行く先々で私自身が体験したことを随時SNSを通してお客さまにお伝えしているのですが、エピソードが多すぎて追いつきません。」
恵比寿店はワインコーナーの品揃えも充実。もちろん全て自然派ワインです。常時130種類くらい、手軽に飲めるデイリーユースなものから、ちょっとした贈り物にできる価格帯のものまで、バリエーション豊かに揃えています。時には、なくなったらおしまい、という少量生産の希少なラインナップも。ワイン好きは要チェック!そしてワインのベストフレンドであるビオチーズは、問屋を通さずダイレクトに原木で輸入し、国内の委託工場でカットして販売しているため、質の良いものをリーズナブルに提供できるのだそうです。さらにビオチーズに合いそうな蜂蜜やジャムも、ラベンダーや栗の蜂蜜、洋梨、カリンなど、ヨーロッパらしさを感じさせるちょっと珍しい直輸入商品が並んでいるので、見ているだけで楽しくなります。お酒だけでなく、お茶、コーヒー、ジュースなど、オーガニックなドリンク類も揃っています。
注目は量り売りのコーナー。チョコレートやドラジェなどのお菓子、ナッツ類、オートミールや豆類、ドライフルーツなど種類も豊富で、必要な量だけを買うことができます。サラダやお菓子づくりにちょい足ししたい時などにも便利。量り売りをする店は最近少しずつ増えてきましたが、ビオセボンではオープン時から導入しています。食品を無駄にせず、ゴミを減らす、というサステナブルな視点においても画期的な試みです。量り売り商品の仕入れにもひとつひとつこだわりがあり、高級菓子メーカーも自社開発製品に利用するような高品質の食材を扱っています。
店の入り口にはペットボトルの回収ボックスを設置。回収したペットボトルはリサイクルして資源を有効利用するだけでなく、ドネーションという形で、ユニセフ、日本赤十字社、WWFなどの寄付先を選択することも可能です。
またペットボトルキャップを回収し、ゴミ袋として再生・販売を行うなど、リサイクルループを構築して環境に配慮しています。今はまだ設置店舗が限られていますが、今後導入店舗は増やしていく予定だそう。他にも食品ロス対策など、サスティナブルな取り組みを多々行っています。イザベル・ボワノさんのイラスト入りエコバッグも可愛いのでぜひゲットを!美味しく楽しく気軽にオーガニックライフを実現できる店です。
Creator
ライター、旅、食、クラフトなどを中心に執筆